日々、面白いと思った場面を綴っています。 最終的には、ユーチューブ、コント、漫才などのネタとして 世に出ればいいと思っています。 ネタを使いたかったらコメントをしてください。 よろしくお願いします!

大きい、硬い、長いというフレーズに、いちいち反応する教授

カズ日記
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私が通っている学校は地方にあり、知名度も偏差値も下に属する、いわゆるFランク大学である。

その為、授業も寝ている奴はいるわ、化粧をしている奴はいるわ、教授が話をしているのにも関わら

ず、ペチャクチャしているのが当たり前の光景である。

ただ、この大学にはテレビによくでてくる有名な教授がいる。その教授を目当てに入学してくる学生

も少なくない。

この教授の講義は、他の講義と比べて、静かである。教授が話すと皆、集中して聞く。

人気があることから、この教授の講義はいつも教室が一杯である。しかし、教授の凄さを分からず、

何となく受講している輩も多いのも事実である。

ある日の講義中、「えー、古代ローマ帝国における…」板書を終えた教授が振りかえって話し始めた。

たいてい、ざわざわしていた空気が静まりだす。

しかし、この日は違った。場違いな女子3人組がまだ、ペチャクチャ話している。

何の話か分からないが、食べ物系だと思う。

教授はかまわず講義をすすめる。この辺は流石ベテランだ。

教授「マルクス・アウレリウス・アントニヌスという皇帝は…」

女学生「それ、硬ーい」

教授の話が止まった。顔がピクピク動いている。

どんな状況でも動じず、ポーカーフェイスの教授には珍しい。

教授「えー、彼は皇帝だけでなく、哲学者としての顔も…」

女学生「ははは、おっきいよね~」

また、話が止まって、顔がピクピク動き出した。今度は顔も真っ赤になっている。

何とか講義を進めようと教授は続けて話した。

教授「彼の思想は、帝国が滅びても…」

女学生「それって、長いよね…」

女学生2「そうなのよ、硬くて、おっきくて、長いのよ~ははは」

また、顔がピクピクし、顔も真っ赤になっている。

明らかに動揺している。すると、

教授「長くて、硬くて、おっきいのが、それほどいいのか!」

急に怒鳴りだした。女学生達も話しているのは悪いと分かっていたが、なぜこんなにも怒られるとは

思わなかった顔をしている。

古代ローマ帝国の話から、マルクス・アウレリウス・アントニヌスから、哲学はどこにいった。

教授は何と勘違いしていたのだろうか。また、何かにコンプレックスがあったのだろうか。

それは分からない。

カズ日記
笑える場面(ネタ)集

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