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米中対立激化!なぜ台湾訪問が中国を怒らせるの?

カズ日記
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この時期に!タイミングで!やってくれたなトランプ!

8月10日、米アザール厚生長官が台湾を訪問し、蔡英文総統と会談しました。

過去に訪台した高官でもアザール氏が「過去最高位」らしいです。

米の並々ならぬ本気度が伝わってきますね。

訪台目的は、新型コロナウィルス対策などでの協力強化と言われています。

(アザールは台湾の新型コロナ対策を「世界で最も成功した」と称賛し、「オープンで民主的な台湾社会の特質によってもたらされた」と持ち上げた)引用 朝日新聞社8月11日付

大絶賛ですな。これは台湾側もうれしいのでは?

やはりうれしいだろう!地元新聞は「歴史的な訪問」と歓迎したらしい。

ここで、良かったな!頑張れ!

と、いかないのが現在の世界情勢。

激怒している国があります。

それも半端なく怒っています。

それはどこ?

日本?北朝鮮?ロシア?韓国?

それは中国です。

米国の本当の目的は、中国への牽制と言われています。

では、

1.なぜ、米国が台湾を訪問すると中国が怒るの?

2.なぜ、米国は中国を牽制しなければならないのか?

3.まとめ

できるだけ分かりやすく説明したいと思います。

1.なぜ、米国が台湾を訪問すると中国が怒るの?

これは、中国と台湾の歴史が関係しています。簡単に説明します。

いきなり問題

現在の中華人民共和国は何年に成立し、誰が建国しましたか?

チチチチ(時計の音)

正解は、1949年、建国者は毛沢東ですね。

けざわひがし君ではないですよ。もうたくとう君です。

毛沢東は

共産主義(私有財産を認めず、土地や工場など国が管理する。皆、労働者にすれば資本を持った人はいなくなるため、争いは起きない。貧富の差が生まれない)

に基づいた平等な社会の建設を目指しました。

一方、共産主義と反する思想とは

それが…

資本主義(私有財産を認める。自由な競争を認め、能力がある人はどんどん稼いでくださいという考え。貧富の差が生まれる)

ですね

この資本主義に基づいた国の建設を目指していたのが蒋介石です。

共産党…毛沢東(共産主義)vs国民党…蒋介石(資本主義)

しかし、思想は違えど、彼らは漢民族。同じ言語を話し、同じ文化を享受する者たち。

勝利したのは毛沢東でした。

敗北した蒋介石はどうしたの?殺されたの?

蒋介石は台湾に逃亡し、自らの政権を樹立しました。名称は中華民国(国民党の孫文が中国本土で樹立した政権)

写真は建国の父、蒋介石の像

1時間交代で蒋介石の像を警備する兵士。まばたきもしませんでした。

これって毛沢東認める?

認めるわけありません。

隙あらば、ぶっつぶそうと考えますよね。

この動乱の中で蒋介石はちゃっかり中国の宝物を持ち逃げしています。

この宝物が収蔵してあるのが台湾故宮博物院です。世界四大博物館の一つです。

歴代中国皇帝が受け継いできたものを含め、65万を超える宝物が収蔵されています。

質・量とも世界トップクラスです。

私もみてきましたが、感動しました。現在の技術でつくれない物もあるそうです。

21世紀の最新技術でもだめか…。

現在、中国は台湾を「不可分の領土」とし将来的な統一を目指しています。

蔡英文総統は中国と距離を置きたい。

そこに米国が近づいていった。

中国が怒るのも無理ないですよね。

2.なぜ、米国は中国を牽制しなければならないのか。

 ① 覇権争い ② 大統領選

の二つが挙げられます。

① 覇権争い

大きく二つの点があると思います。

一つはファーウェイの5Gへの脅威、もう一つは対中貿易赤字です。

ファーウェイ5Gに関してはここを握られると宇宙開発、強いては情報戦の敗北を意味します。

安全保障上の脅威と認定し、副会長の逮捕をカナダに要請したり、排除しようとしていますね。

自国の経済を成長させ、雇用を増やすと公言しているトランプ大統領にとって、対中貿易赤字は何としても改善したいはずです。

中国製品に関税をかけ、有利に持ち込みたいところですが、結果がでてないのが現状です。

植民地獲得というあからさまな手段(しかし、中国はそれに近いことをしているが。他国への高利貸しなど)はなくなっていますが、自国利害優先、少数派への弾圧、独裁的手法などかつての帝国主義を思わせる事態が起きています。

② 大統領選

経済を重視するトランプ大統領にとって、最大の敵は世界GDP2位の中国でしょう。

巨大な「敵」を設定し、煽り、不安という名の爆弾を世間に投下し、結束を固める手法は中国に通用するのでしょうか。

先月のヒューストンの中国総領事館の閉鎖といい、どんどん対立を強めています。

中国側は反発するとトランプを助けることになると冷静な分析をしています。

そこでトランプ側は国内にも巨大な「敵」を設定しました。

GAFA(グーグル、アマゾン、フェイスブック、アマゾン)と呼ばれる巨大IT産業です。

コロナの影響で支持を失っているトランプなんて関係なく、どんどん利益を上げています。

政権は公聴会で「競争をゆがめている」とGAFAを批判しました。

フェイスブックのザッカーバーグにおいては8年前のインスタグラム買収の動機を持ち出され追及されています。

3.まとめ

強いアメリカを標榜するトランプ大統領ですが、対応が後手後手で各国に先手を許している状況です。

アメリカは強いですか?

この問いに、何の躊躇もなく「アメリカ!」と手を挙げる国、民族(アメリカ国内ではいると思うが)はいるのでしょうか、相対的な力の比較でアメリカと言う人はいるかも。

かつての勢いを失っているのが現在のアメリカです。

経済は上向かず、コロナ対策でも後手を踏み、国際的な場でも発言に影響力がなく、発言の撤回を繰り返す指導者に振り回され。

トランプは公約を守っているのでしょうか。

公約を守れない大統領=それは「死」を意味します。

メキシコ移民を抑制するための壁建設、北朝鮮対策…これらは今、どうなっているのでしょうか。解決したのでしょうか。影を潜めていますね。

実業家のトランプにとって強い=経済成長を意味します。

力が衰えても、力があるふりをしなければなりません。

強いんだ!と自分に言い聞かせなければなりません。

「敵」は全力で倒さなければなりません。

そうしなければ、自分が倒されるからです。

カズ日記
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